この度、エクリでは、アンドレイ・タルコフスキー『ホフマニアーナ』を刊行します。
今なお世界中に多くのファンをもつ、ロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキー。
2016年、没後30年を迎える監督が生涯で制作した長編映画はわずか7本。
しかし、次作への構想は「ホフマニアーナ」「ファウスト博士」「ハムレット」「白痴」など、いくつも温められていました。 「ホフマニアーナ」はタルコフスキー、幻の8作目です。
大きなシーンごとに書き分けられた本書はシナリオであり、幻想小説でもあります。
鏡、火事、気球、蝋燭の炎……タルコフスキー映画ファンにはなじみの要素が散りばめられ、読者による映像化が待たれています。
翻訳は『アルセーニイ・タルコフスキー詩集 白い、白い日』を手がけた前田和泉。挿画は繊細な指と大胆な構成力で定評のある銅板画家の山下陽子によるものです。
本書の刊行にあわせて、刊行記念トークイベント、挿画の原画展が行われます。
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